NANAIRO DAYS

FiveSchoolsオフィシャルブログ

個別指導の教室から② 個別指導が持つ意味とは

前回の続きです。
前回は個別指導について語るはずが、その比較対象である集団授業の話をしている段階ですでにヒートアップしてしまい……
今回から本題に入ります。

個別指導の基本的な役割

集団授業を「わたしがその教科をどのように捉えているか」生徒と共有する場である、と前回の記事で定義しました。

それに対して個別指導は、集団授業で伝えたその思考の枠組みを、生徒本人が実際のテストや問題でどう使っているか、その現実のパフォーマンスをわたしがチェックして、修正するための場です。

隣に座って一緒に文章を読んでいると、いろんなことが見えてきます。

「あ、この文で動きが止まった」
「あ、この文読み飛ばした」

みたいな感じで。
もちろん集団授業でもそういう動きは見えていますが、ただ集団授業では他の生徒さんもいるわけで、やはり最大公約数(最小公倍数と言うべき?)的な授業の進め方をするしかないわけです。

そういう、集団授業では対応しきれない、個々のクセを見極め、その場で詰まりの原因を取り除き、正しいフォームに修正していく。

これは集団クラスよりも圧倒的に個別でやったほうが効率が良い。
集団クラスでもできるけれど、やはり個別でないと見えてこないものが確実にあります。

だから、前回言ったように、基本的なティーチングは集団授業でやって、個々の修正、コーチングは個別指導でやる。
この組み合わせが圧倒的に合理的です。コスト面でも効果面でもどちらの意味でも。

新連載の趣旨

ただ、「ひとりひとり詰まる場所、つまづくが違う」とは言っても、同じ人間である以上結局どこで詰まるか、どこでつまづくか、かなり明確なパターンがあります。
個別指導を週に3人担当していた週、結局3人ともほぼ同じことを指導していた、というケースは決して珍しくないです。

だったら、その「よくあるつまづきパターン」をまとめて、そのパターンごとに1記事ずつブログで書いたらいいのでは?

と思い立ったわけですね。

ふだんの授業とはまた別の角度で語ることができそうなので、今通っている生徒にも意味のある内容にできそうですし、FiveSchools生以外の人にも「これは自分に当てはまる」と気づいてもらえる良いきっかけになりそうだな、と。

もう、ここ2カ月の個別指導だけでもネタは5つほどストックできましたので、少なくともこれから5回は連載が続きます。
あとは何かネタができたときの不定期連載、という感じになるのかな、と。

わりと近々に第1回(前回と今回を入れると第3回目になりますが)を更新しますので、お付き合いいただけると幸いです。

追記

「どの生徒も同じ箇所でつまづくなら、だったら集団クラスで教えたほうが早いのでは?」と思うでしょうか?

そんなことは全然ないです。

だって、わたしが3人の生徒全員に伝えたその指導内容は「集団授業でも伝えたはずの内容」ですからね。
いくら集団クラスで全体に向けて教えても、自分自身それができていないことに気づけるかどうかはまた別の問題です。

ゴルフで「目標方向に向かって正しく構えるべきだ」というのは誰でも知っていますが、実際に現場で正しい方向に構えられるアマチュアゴルファーは少ないわけです。
「力んではダメだ、力を抜いて打つぞ」と思いっきり力を込めてティーグラウンドで宣言している人を特に1番ホールでよく見かけます。

やり方を頭でわかっていることと、自分でできることはまったく異なることです。

大事なことなので、もう一度言いましょう。
集団クラス授業と、個別指導は教える内容は同じであっても、役割・機能・働きが違うのだ、と。
どっちが良くて(正しくて)、どっちが悪い(間違っている)という次元の話ではないのです。

村上翔平

進学教室FiveSchools代表。函館生まれ、札幌育ち、北海道大学文学部卒。18歳より進学会(北大学力増進会)にて講師を務め、卒業後ENEOS(株)を経て、2011年より現在まで代々木ゼミナール講師。2012年から2016年まで赤門会日本語学校にて日本語教師としても活動。2018年札幌に「進学教室FiveSchools」を設立し、現在も日々教室で指導にあたる。著書「やさしい中学国語」「18歳までに知っておきたい言葉1750」など多数。

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