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FiveSchoolsオフィシャルブログ

夏期講習に意味はあるのか③ 個別指導塾の場合

長くなったので分けます。

個別指導の場合

世の中の(特に安価な)個別指導塾はほとんどが大学生アルバイトなのは周知の事実です。
本部が作ったマニュアルを持たされ、そのマニュアルに従ってしか指導できない(それしか許されていない)学生講師が、果たして前回記した生徒の不満やニーズをしっかり理解して受け止めて、ニーズを満たすような教材選定、差配、指導ができるのでしょうか。

こと指導力の「平均値」ということで言えば、間違いなく前述の大手集団授業塾のほうが高いです。
もちろん、とても優秀な学生講師は個別指導塾にも存在しますし、そういう人が担当であれば簡単にやってくれることでしょう。
ただ、そんな優秀な学生講師が担当になる可能性は決して高くないでしょうし、自分にそういった優秀な担当がつくのかどうかは入塾しないとわかりません。体験授業だけエース講師が担当し、いざ入塾すると二線級三線級が担当になることもあるでしょう。

では、評判のよいプロがやっている個別指導塾に通う、プロ家庭教師をつけるとなると……

現実問題、費用がいくらなるのかということです。
集団授業だとせいぜい月3万ぐらいで済んでいたところが、同じ日数、同じ時間をプロ個別講師、プロ家庭教師で確保するなら余裕で月10万をオーバーするでしょうし、季節講習会だと20万、30万が飛んでいっても全然おかしくないですし、そんなニーズの高いプロはそもそもすでに予約で満杯で、「カネを出せば受講できる」というわけではないです。

かと言って、費用が高いからと言って「週1回、60分」とかにしますか?
「塾があるから勉強していた」タイプの生徒が、週3通っていた塾を週1にしたら、単純に勉強時間が1/3になるのは目に見えています。いくら指導者の質が高くても、勉強時間が確保できないようでは成績など上がるわけがない。
週1回のプロ教師を使って成果が出せる生徒は、そもそも一定の勉強習慣を最初から持っている層だけです。

(本当にすごい人は、勉強習慣のない生徒に週1回の指導で勉強習慣をつけさせるように指導するのでしょうが、それこそそんな芸当ができる人がどれだけいるのかというと……)

ということで「個別指導なら安心!」かというと全然そんなことはないのですね。

じゃあ、どうすればよいのか。
FiveSchoolsをその答えになるような塾にしたい、と思ってわたしはこの塾のシステムをずっと改良し続けてきたわけです。

わたしは、特に既存生にしわ寄せを押し付けて新規生を優遇する(それも大した優遇になってない)塾の仕組みがすごくイヤで、まずは長年通ってきてくれている既存生に十分なサポートを確保したうえで、それとは別個に新規生向けの企画を考えるべきだろうと学生講師時代からずっと考えていたんですね。
で、それを形にするべく実際にFiveSchoolsを作って、あれこれ試行錯誤したうえで7年かかって今のスタイルにようやく落ち着きました。(今後も微修正が入っていく可能性は大いにありますが)

そのFiveSchoolsスタイルというのがどういうものなのか、次回、このシリーズ最終回で語ろうと思います。

村上翔平

進学教室FiveSchools代表。函館生まれ、札幌育ち、北海道大学文学部卒。18歳より進学会(北大学力増進会)にて講師を務め、卒業後ENEOS(株)を経て、2011年より現在まで代々木ゼミナール講師。2012年から2016年まで赤門会日本語学校にて日本語教師としても活動。2018年札幌に「進学教室FiveSchools」を設立し、現在も日々教室で指導にあたる。著書「やさしい中学国語」「18歳までに知っておきたい言葉1750」など多数。

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