NANAIRO DAYS

FiveSchoolsオフィシャルブログ

「合格実績」に関する基本姿勢②

そしてもうひとつ、わたしが「高校受験の合格/不合格」にこだわらない大きな理由。それは、

「変な影響、プレッシャーを生徒に与えたくない」

というものです。

塾の先生が「絶対合格!」みたいなプレッシャーをかける塾、嫌いなんですよね。
気にしない生徒は気にしないんだと思いますけど、気にする生徒は結構気にしますからね。
塾の記録・実績なんて生徒にとっては本当にどうでもいいことなんですから、受けたいところを受ければいい。
無理かな、と思う高校であっても、ダメ元でチャレンジしたいという気持ちがあり、チャレンジに失敗しても困らない(不利益が少ない)環境にあるんだったらチャレンジすればいいんです。

受験と言うのは一種の勝負、ゲームなんですから、勝つこともあれば負けることもあるんです。
チャレンジした結果負けたとしても、その過程で実力がついていれば大学受験で生きるんですからそれでいいんですよ。

・偏差値53で入塾→特に成績は上がらなかったけど、北陵に合格
(北陵をダシに使ってしまって北陵関係者には申し訳ありませんが、まぁわたしの母校ということでご容赦ください)

・偏差値53で入塾→偏差値64まで上げて、北にチャレンジしたけど不合格

わたしは、明らかに後者に価値を見出します。
前者は塾として敗北だと思いますけど、後者はわたしにとっては勝利です。

でも「公立高校合格」を打ち出した瞬間、その塾にとっては前者が勝利になって後者が敗北になってしまう。
これがどうしてもイヤなんですよね。

「トップ高合格」を目標にするのも同様にイヤですね。
そしたら、今の例で言えば「両者とも敗北」になってしまいますから。

「いくら成績上がったと言っても、不合格は不合格。負けは負け」
という考えも世の中あるのだろうとは思います。
「公立高校受験と言う一回限りのゲーム」という意味においては確かに負けですけどね。
でも生徒の人生においても、当塾にとってもそれは負けではないのです。

「無理めの学校にチャレンジしたい」場合もそうですけど、逆にもろもろの都合で志望校を下げる判断をするのも悪いことだとは全然思っていません。
「トップ高合格しなければ負け」みたいな価値観で塾内を埋め尽くしてしまうと、志望校を下げる判断を生徒がしづらくなってしまう可能性もあります。
これもわたしはイヤなんです。

(学生講師時代、志望校を下げる判断をする生徒が出たときの面談で、塾内でそういう思いをさせてしまっていたのだな、と結構反省した経験があります)

無理にトップ高に突っ込むよりも志望校下げて安全を見ていくほうがいい状況というのも確実にあるし、それはその生徒氏個々の状況、環境、性格、その後のプランによって判断が変わってくるわけですから。

大事なのは、生徒、そして各ご家庭が自分自身で、置かれた個々の状況をふまえて、最も合理的かつ納得のいく選択肢を選ぶことです。
そこに「塾の実績」というどうでもいい横槍を介在させたくない。
このような姿勢で運営をしたいと考えているわけです。

「そのわりには合格実績で公立高校合格アピールしまくっているのでは?」

と思われた方もいらっしゃるでしょうが、それはそれ、これはこれなのです。

村上翔平

FiveSchools代表。北海道大学文学部卒。18歳より進学会(北大学力増進会)にて講師を務め、卒業後ENEOS(株)を経て、2011年より現在まで代々木ゼミナール講師。2012年から2016年まで赤門会日本語学校にて日本語教師としても活動。2018年札幌に「進学教室FiveSchools」を設立し、現在も日々教室で指導にあたる。著書「やさしい中学国語」「18歳までに知っておきたい言葉1750」など多数。

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