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2025.08.15
今回は「勉強の質」の2つ目の見方として挙げた、「勉強した時間に対してどれだけのものを身に着けることができたか」についてです。
簡単に言ってしまえば「どれだけ時間効率よく勉強できたか」です。
よく中学校などで、「部活動と勉強の両立のために、短い時間で集中して勉強に取り組みましょう」という話をされますが、それと同じようなものです。
実際に忙しくて時間のない中学生にとってはもう必須のお話ですが、さほど忙しくない中学生には、この話はピンとこない場合も多いのではないでしょうか。
(私自身がそうでした……)
なぜこんな話をするかというと、高校3年間で要求される勉強量が中学校3年間で要求される勉強量とは比べ物にならないほど多いからです。(高校にもよるかとは思いますが)
私が経験した高校生活は、私自身あまり要領がよくないのもあって、とにかく勉強していないと要求されている量をこなせないといった感じでした。
さらに、志望校によっては学校側に要求されている最低限の量やレベル以上に勉強しなければそのレベルに到達しない場合もあり得ます。
いかに時間効率よく勉強できるかが、高校生活を上手に送る秘訣だったわけです。
このように考えると、早いうちから「集中して短時間で取り組む」という意識をもって勉強することがいかに重要かが感じられると思います。そして、この意識を持って取り組むことが、「試験時間が足りない」という課題の解決にもつながっていくと思います。
私が考える方法の1つとして、ルーティーンを確立するということが挙げられます。
日々の時間の使い方や勉強の仕方を決めていれば、毎日の勉強に迷いが生まれづらくなり、そのとき取り組むべき物事に集中できるのではないかと思います。
例えば、
・英単語や古文単語は通学の電車の中でのみ勉強する
・英単語や暗記物のプリントなどは1周目で覚えきる
(しっかり覚えきってプリント類は捨てる。それだけの覚悟をもって覚えているということですね。)
・数学の問題集は、解いた後にどれだけできたのか印(できたものには〇、できたが不安が残るものには△、できなかったものには×など)をつけておき、復習の優先順位を明確にしておく
・毎朝決まった数学の問題集を解き、6周ほどする
・(数学の問題集について)その日に習った範囲の問題はその日のうちに解ききる
・塾の数学の授業の復習は、土曜日の14時~18時の間にやる
などです。
これらの例は、私が実際にやってみてよかったことや、優秀な人たちがやっていたルーティーンで紹介したいと思ったものです。
それぞれに向き不向きがあると思うので、これらの例を参考に、取り入れられそうなものから実践してみてください。
これまで私が見てきた優秀だと思う人に共通するのは、勉強量を確保しているのは当然で、なおかつ勉強の質として挙げた、本質の理解と時間効率の良さの両方ができている人でした。
彼らは特段天才的な何かを持っていたというよりも、勉強の量と質の両方を兼ね備えようと地道に努力し、実践してきたのだと思います。
いまはできていなくても、これから少しずつでも意識して取り組んでみることで、変化が感じられるのではないでしょうか。
やってみなければわかりませんから、まずは「実践してみること」を大切にしていただければと思います。
そして、もし実践してみて向いていないと感じたり、成果が伴わなかったりする場合は、別の方法に切り替えるのも大切なことです。
その判断は自分では難しいことも多いので、ぜひ学校の先生や塾の先生、友人などを頼ってみてください。
次にどうしたらいいのかが見えてくると思います。
あくまで個人の見解ですが、うまくいかないときはその改善のために、うまくいっているときは次のステップアップのために、誰かに相談するということは、前に進んでいくための大切なアクションだと思います。
すでに何回もお伝えしたことかもしれませんが、積極的におすすめしておきます。
今回のテーマ、「勉強の『量と質』問題について」は以上です。
難しいテーマに切り込んでいきましたが、なかなかうまく言語化できませんでした。
今書けるだけのことは書いたつもりですが、不完全燃焼な感じが否めません…。
私自身、もっとこのテーマについて深く考える必要がありそうです。
書き足りない、もっとこれを伝えたいと思うことが出てくれば、また書いてみようかなと思います。
拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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