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FiveSchoolsオフィシャルブログ

個別指導の教室から⑤ じゃぁ、選択問題の指導は?

一旦「個別指導の教室から」シリーズは区切りをつけると言いましたが、

「選択問題の指導も、講師側が事前準備していなくても、その場でできることがある」

と前回言いましたので、その具体的な方法の端緒ぐらいは説明しておこうかと思います。

記述問題で、いきなり生徒に初見の文章を持ち込まれた場合は、

生徒の答案だけを読んで、本文は最初の時点では一切読まない

という指導方法をご紹介しましたが、選択問題もある意味共通です。

本文は読まずに、問題文と選択肢だけを読んで、それだけで「この選択肢はありえない」と判断できる選択肢を生徒に考えてもらう

というのが、わたしのアドリブ選択問題指導の基本となります。
たとえば、傍線部に「~という矛盾」と書かれてあれば、当然「矛盾していない選択肢」がマルになることはないわけです。

「~という矛盾」とあるが、具体的にどのような矛盾か。もっとも適切なものを1つ選べ。
ア ~は成り立ちえないということ。
イ ~が成り立ちえるということ。
ウ ~は成り立たない場合があるということ。
エ ~が成り立つ場合ばかりではないということ。

という問題だと、もう本文なんて一切読まなくても答えはアに決まることがわかるでしょうか。
「矛盾」というのは「最強の矛」と「最強の盾」、つまり原理的に絶対に両立できないことを言うわけですから、「絶対に成り立たない」ものでなければ「矛盾」とは言えないわけです。

イが✕なのは誰でもわかると思いますが、ウもエも「成り立つこともある」と言ってしまっているわけで、いずれも「矛盾」という言葉の意味を説明できていないことになります。

選択問題の得点力が弱い、本文はある程度読めているのにあまり点が取れないという生徒はほぼ例外なく「傍線部」の意味への着目が弱いです。

このように、本文内容をあえて見ずに「傍線部だけ」をベースに問題を解いてみせる指導法は、うまくハマればグッと得点力を上げる効果が出る場合が多々あります。
よろしければ各自お試しください。

村上翔平

進学教室FiveSchools代表。函館生まれ、札幌育ち、北海道大学文学部卒。18歳より進学会(北大学力増進会)にて講師を務め、卒業後ENEOS(株)を経て、2011年より現在まで代々木ゼミナール講師。2012年から2016年まで赤門会日本語学校にて日本語教師としても活動。2018年札幌に「進学教室FiveSchools」を設立し、現在も日々教室で指導にあたる。著書「やさしい中学国語」「18歳までに知っておきたい言葉1750」など多数。

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