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2024.11.25
問1
(3)が難しい。
今が何時なのかが与えられていないので、「20分待つ」と言われても何の手掛かりにもなりません。
また、「8:35」という情報が、バスでなくて「電車」の話である、つまりバスで駅まで行った後で乗り継ぎをする、その乗り継ぎに間に合うかどうかを心配している、というシチュエーション。
そんな複雑な話を1回限りのリスニングで理解しろというのは普通の中学生にはまず無理でしょう。
断片的に「列車に乗る=駅へ行く」「8時半に着く」という情報を拾えて、結果的に答えが絞れれば。
(1)(2)は確実に取りたいですね。
問2
全体的にさほど難易度高くないと思います。
最後のやつは長いですけど、言ってることはシンプルなので。
問3
No.1は「同じ町の、2つの学校で教えている」という情報が理解できていないとイで引っ掛かりそう。「two」を「to」だと思ってしまったケースも多いのでは。
問4
No.3の質問文が難しい。
「What Japanese thing」で「どんな日本のモノを」のようにひとまとまりで理解する必要があります。
「どんな日本のモノを、あなたはパーティーに持っていきますか」ということですね。
問1(1)は単語レベルが比較的高く(lonelyなど)、(2)は受動/能動の区別をつける必要があり、かつ後ろに「by~」がないので「by」を手掛かりに過去分詞を選ぶこともできないので、いつもの大問2よりはややレベル高めです。
問2も、between A and Bを知っていなければならないし、libraryもスペルミスしやすい単語なので、これも容易とは言えない。
すごく難しいわけではないですが、中下位層には厳しいかもしれない。
問3(1)もクエスチョンマークがあるので「please命令文」で書くことができず、「Can you」や「Will you」構文を使えないと答えにくいし、「teach/tell 人 物」の第4文型構文に、さらに「how to」まで要求されるので、一文の中で3つの文法事項を使う必要があります。(2)も、⑤の内容から「明日の昼食後の時間はどう?」のような意味を書くべきであると見抜かなければならない。
いつもは「楽勝」レベルの多い大問2ですが、今回は「誰でもできる」というレベルの問題がなく、なかなか厳しいレベルの問題だと思います。
最上位層にとって難しい問題ではないですが、ふだん英語でSS60程度の生徒だったら結構やられる人多いと思う。SS50程度の層だとほぼ壊滅に近い人もいるはず。
こういう問題でしっかり点数が取れる勉強を、中1の段階からしっかり積み上げていきたいところです(欲を言えば小学生から)。
クルーズ船の旅という、なんとなくバブリーな匂いのするテーマです。
現実にはクルーズ船旅行など行く時間も金もありませんが、こういうフィクションの世界ぐらいは夢のある設定がいいですね。
内容のわりには金額が安すぎる気はしますが……
テスト的には毎度の話になりますが、本文を細かく読む時間はないので、ざっくりとどこにどんな話が書いてあるのかをチェックして、あとは問題文を重点的に読むことに注力したほうが良いです。
これは、もう道コンに限らず高校入試も、さらに言えばその先の共通テストもそうですね。
必要な情報を、必要なぶんだけスピーディに拾い集めてくる能力の重要性がどんどん高まっています。
問1
まさかの割引なしパターン。
ふつう、こういう問題だと中学生割引が効いてくるものなのですが、6歳以下でなければ全員大人料金というめずらしいシチュエーションです。こういうこともある。
問3
What kind of~を知らないと厳しいですね。
7行目「So I thought a lot about what to talk about.」が構文として難易度高いです。
訳は解答解説を見ればわかりますが、自分の力で正しく訳せたでしょうか?
多くの生徒が「わたしはたくさんの話をしようと考えた」のような誤読をしたのだろうと思います。
ヒントを出すと、
So / I thought / a lot / about / what to talk about
のように区切って、前から順番に意味を取ってみてください。
こういう難解な文ほど、前から順番に意味を取らないと大きく誤読してしまいます。
ここを誤解すると問2でウを選んでしまうのかなと。
文章の内容は、この空欄前後を除けばさほど難しくないとは思うのですが、選択肢の英文が全体的に難しいのと、問3で書くべき場所を見誤る生徒も多いと思います。
本文だけをザっと読んでいけば簡単そうに見えますが、案外正答率高くならないような気がしています。
内容も「動物園の是非」に関するディベート(ではないけど、実質的に)というわりと固い内容で、英文も複数の文法事項がドッキングした難易度の高い文が頻出するもので、結構難しいと思います。もう少し長さがあれば、全国の難関私立高入試の英文レベルだと思います。
問1は容易な熟語。
問2は話の流れを追えてれば難しくない。旭山動物園的な内容がイメージできていればOK。
問3(1)の②が難しいですね。
I can understand zoosまで読んで、これが接続詞thatの文で、understandの後ろにthatが隠れていること、ということはzoosが主語になり、空欄②には動詞が入らねばならないことをまず見抜けたかどうか。
さらに、( ② ) many animals survive の形から、原形不定詞であることも分からないといけない。
原形不定詞の構文の中で、「動物園は、多くの動物が地上で生き延びるのを( ② )していることがわかった」という意味に当てはまるのはhelpであると考える。
ただ、原形不定詞だということを考えると、letとかmakeを入れても✕とは言えないと思うんですけどね。
ちょっと変ではあるかもしれませんが、「動物園の努力が、動物たちを地上で生き延びさせる」と言っても意味は一応通るので。
問4のエ、文法エラーがあったので全員加点ということになりましたが……
まぁしょうがないですが、正直beがあろうがなかろうが意味に影響はないので、そのままアとエが正解でも良かったような気もします。
(1)からすでに難しいですね。
というか(1)がいちばん難しいかも。
It also shows how manyという書き出しで、「これは間接疑問文を使うべき問題である」と見抜きます。
で、文脈から「何人の生徒たちがyesと答えたかを示しています」という内容になることがイメージできたかどうか。
さらに「how many」の後には複数形が来るという原則から、studentsを後ろに置くと判断し、「how many students」で一体のものとなって主語を作ることを判断する。
となると、その後には動詞を置かねばならないから、意味的に「answer」が適切だと見抜いて、過去形にしなくてはならないことも見逃さずに把握する。
このぐらい複雑なプロセスを経てようやく正解にたどり着く問題です。
この問題に自信を持って正解できた(「なんとなく当たった」のではなく)のであれば中学英文法についてはもう何も心配いらないレベルで、かつ高校に入ってもスムーズに学習を進められるレベルに到達していると思います。
(2)はただ知識として知っているかどうかというだけで、(3)の英作文は通常のレベルのものだと思います。
ただ(3)は「表の内容や英文の流れに合わせて」という指示があることを見逃さないように。
普段なら得点源であるはずの大問2がわりと難しめですし、大問3A~Cもそれぞれ点数が取りにくいポイントが散在しており、平均点を押し下げる要因になるだろうと思います。大問3Cは英文としてもなかなかハイレベルです。
近年、道コン英語のレベルがかなり上がっている感じがしていますが、今回もなかなか高いレベルかと思います。
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