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2025.09.26
佐藤です。
前回に引き続き、高校生の取捨選択の重要性について書いていきます。
中学生の定期テストは範囲が狭く教科も少ないため、ワークを繰り返す時間は十分に取れると思います。
しかし、高校生は教科の数と内容の難しさが段違いで、対策するのはかなり苦労するところです。
正直、私が定期テストで点数を取れていたかと言えばそうでもないのですが、先生に言われたのにできていなかったことを含めてお伝えしようと思います。
先生に言われたことは、「学校のワークを必ずしもすべて解こうとする必要はない」ということです。
リスキーに思われるかもしれませんし、そんなことしていいのかと私も実際に思っていました。
ですが、時間がないのも本当で、すべての問題に手を付けられたとしても(難しくて放棄したものもあったのですが)繰り返す余裕があまりありませんでした。
先生はなぜ上のようにおっしゃったのか。
それは、ワークの中には自分には必要以上のハイレベルな問題も含まれていたからです。
例えば、数学には文系では必要ないレベルだけど理系にはマストの問題がありますし、社会でも共通テストではそこまで必要ないけれど、細かく聞いてくる定期テストや私大文系ではよく出る問題などがあります。
今の自分では理解するのに時間を使いすぎてしまう、あるいは解答を読んでも一向に理解できない問題に時間を掛けるよりも、少し頑張れば回答できそうな問題を確実に解けるようにすることが重要なんだと思います。
時間をうまく節約しながら理解する、点数を取るには、自分に必要ない問題は最初からやらないで、時間がもしあれば手を付けるくらいの気持ちで良いのかもしれません。
※定期テストの点数が進路に重要になる、推薦狙いの方はまた別のはずです。あくまで一般入試受験者の視点からのお話だということは、ご承知おきください。
つまり、中学生は問題を一度解いてみてから分類していましたが、高校生では問題を解く前から分類が始まっていたということです。
自分に必要なのかどうか判断するのが難しいものは、学校の先生を頼ると良いと思います。
教科担任の先生は個人のレベルを把握してくださっていて、次必要なのがどのレベルにいくことなのかも教えてくださいました。そこで自分に必要だと分かったものについては、精度を高める勉強をしていきます。
もちろん、定期テストの勉強では後回しにした問題も、入試に向けて解く必要が出てきます。
しかし、段階を踏んで理解しておくと、次に進みやすいのです。知識のベースができているため、そこにまた一つ上乗せすることで解ける問題が増えていきます。
変に背伸びせず、低く設定したハードルをいくつも越えていくことが成長の近道なんだと思います。
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