NANAIRO DAYS
2025.09.04
①定期的に遠くから見る
これは必ずやってほしいことです。
2、3歩離れた位置から美術館で絵を見るような感じで、客観的に見るとどうなっているかを確認する作業になります。
これ、下手な人は言ってもなかなかやってくれません。
最悪モチーフすら見なくなり、ずっと画用紙と0距離でにらめっこしています。
そうなるとふと顔を上げてモチーフを見たときにまた「ここ形おかしくない?」が始まります。
そうならないためにも、必ずモチーフとデッサンを常に見比べながら描き、定期的に離れた位置から違和感がないかを必ず確かめるようにしてください。
ついでに上手な人の描いている様子を眺めてみるのもありです。
カンニングが許される珍しい教科、美術。
(※ただしパクリと授業妨害はもちろん×。あくまで参考として軽く眺める程度で。)
「自分の絵は鑑賞に値するものか」という客観視と、
「これぐらい上手く描く必要がある」という目標。
これらを持つことが大事です。
②ハッチングは短く、細かく。
ハッチング…複数の平行線を重ねる技法

デッサンが苦手な人はまずこれが苦手ですよね。
特に初めてだとガッタガタで幅も大きい金網みたいなハッチングになる人もよく見かけます。
この時ですが、端から端までいっぺんに長い線を描く必要はありません。
短くていいので、隙間をできるだけ小さく均等になるように線を引いてみてください。
長い線で引くより綺麗でまっすぐなハッチングに仕上がります。


こんな感じです。
冗談は言ってませんよ。
本当にこれで絵は左右されます。
いや実際に今まで教えた中で特に下手だった生徒、高確率でこの態度なんですよ。
「まあいっか(笑)」。
「まあいっか(笑)」の気持ちで描いて投げ出した絵は「まあいっか(笑)」感丸出しな出来で先生に送られ、最終的に笑えない成績になって返ってきます。
上記の①でもお伝えしましたが、良い絵を見て、「これぐらい上手く描く」という目標を持つことは本当に大事です。そのモチベーションがあるだけでも絵が変わっていきます。
(こんな絵を描くにはどうすればいいか)を真剣に考えて、わからないのであれば先生に質問してください。
言ってしまえば「ほとんど絵を描くだけの時間」にも先生がいるのはそのためなのです。
今回はここまで。
そして、全体的に描きこみが進んだら、最後の仕上げに移ることになります。
新谷奈菜
札幌市出身、北海道教育大学岩見沢校卒業。2019年よりFIVE学習会講師、2023年より経営管理室主任(現職)。FiveSchools講師として指導にあたる他、高校美術科、工芸科教員、染物作家としても活動。これまでFiveSchoolsすべてのロゴデザイン、キャラクターデザインを手がけている。2017年、第92回道展にて工芸部門新人賞獲得。
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