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2021.08.02
昨日の話と関連して
『ハングルの誕生 人間にとって文字とは何か』(野間秀樹著)
を今日はご紹介したいと思います。
題名の通りハングルについて事細かに語った本で、K-POPなどが好きで普段何気なくハングルに接している人や、ハングル(=偉大な文字)って名前、どうせただの韓国の民族主義の表れでしょ? と思っている人などに読んでもらいたい本です。ハングルに対する認識がひっくり返されます。
ハングルは、言語学的、音韻学的に見て非常に面白い特徴を持った文字なので、これを読むとハングルの特徴だけに留まらず言語学全般について学ぶことができます。
また、当然韓国語と関係の深い中国語、日本語についてもたっぷりスペースを取って説明されています。面白いですよ。
実は、この本を敢えて塾のブログで紹介したかった理由があります。
この本は漢文の仕組みや特徴などについても触れていて、その魅力に気づかせてくれる本なんです。
中高生の皆さんの中には、漢文あまり好きになれないな……。
なんで国語なのに中国語、しかも昔の中国語を勉強しなきゃいけないんだろう……。と思っている人、結構いると思います。
ですがこの本を読めば、漢文を敢えて国語という教科で学ぶ意味も、漢文という文化の魅力、漢文それ自体の魅力も分かるので、きっと読み終えたころには漢文大好きになっていると思いますよ。
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