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長谷川温音

日本語のおもしろさ

2021.07.09

長谷川温音

突然ですが、私の名前、なんて読むと思いますか?

多分学習会に通っている生徒でも知らないんじゃないかと思うのですが。

おんね? あつね?

違います。
はるねといいます。
初見で正しく読んでもらえたことはまずありません。
大学に入ってからも全く違う読み方をされ、自分のことだと気付けなかったということがありました。

名前を正しく読んでもらえないのが嬉しいわけではないのですが、知っている文字なのに読めないという事態が発生しうる、これって日本語の魅力の一つなんじゃないかと思うんですよね。

私も最近知ったのですが、日本と同じ漢字文化圏である中国や韓国では、一つの漢字に基本的に一つの読み方しか存在しないんです(例外はありますが)。

なので、そもそもその漢字を知らないという場合は除き、だれかの名前の漢字を見て読み方が分からない、という事態はあまり発生しません。

読み方は分からないのに、温→hot、音→soundという意味は分かる。

こんなことが起こる言語はかなり珍しいのではないでしょうか。

日本語における漢字と中国語における漢字は、多少形の差こそあれ基本的には同じものだと思われがちですが、現在の中国語における漢字が表意文字かつ表音文字であるのに対し、日本語における漢字は表意文字ではありますがあまりに多様な読み方を持ちすぎて、もはや必ずしも表音文字であるとは言い切れないなど、同じ「漢字」であるのにかなり性質の違いを持ちます。

日本語はその上表音文字に分類される仮名文字も持つわけです。
このように文字自体が様々な特徴を併せ持つからこそ日本語は豊かな表現が可能なのかもしれませんね。

長く語ってしまいましたが私日本語がとても好きなんですよね。
明確な理由はないのですが。

昔から文章を読むのも書くのも好きだったので日本語には興味があったのですが、大学に入ってから日本語以外の言語に触れたことがきっかけで、言語学にも興味を持ちました。

今のマイブームは言語学ですが宗教学にも興味がありますし、政治学も好きですし、歴史も勉強したい、と、雑多な興味関心を持っています。

北大の1年生は全員総合教育部に所属し、必修科目を除いて自由に他学部の授業も取れるので、私のように興味のある分野が一つに絞れない人にはとてもおススメです。

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