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長谷川温音

韓国留学体験記 第4回

2022.08.18

長谷川温音

現在語学留学を終え一時帰国中なのですが、涼しいどころか寒いくらいに感じる夜道を散歩していると今北海道にいるんだなぁとしみじみと思います。
久しぶりの自宅はやっぱり居心地がよくて、2週間ちょっとでまた出国しないといけないと思うと気分が下がります。
留学先でできる勉強自体は面白いのですが、食べ物や住居に未だ馴染めなくてですね……

というわけで今回は半分愚痴になるかもしれませんが留学先での住居について書いてみようと思います。

まず2月から7月まで住んでいた大学の寄宿舎についてです。

韓国の大学の寮は大抵2人部屋です。

私の住んでいた寮の場合は、浴室やトイレ等は6人共有で、寝室が2人ずつに分かれているような感じ。
お世辞にも広いとは言えない部屋の中で初対面の人と一緒に暮らすので、上手く馴染めないと地獄です。
私自身もルームメイトと仲良くなれず苦労しました。

1歳年下の韓国人とルームメイトだったのですが、掃除担当すっぽかすわ、私がテスト勉強をしている時に彼氏と電話でサランへ~サランへ~(愛してる)と言い合うわ、朝5時に大声で電話しながら帰ってくるわ、まぁいろいろとやってくれまして……

ただ、私のルームメイトが特別ひどかったという訳ではなく、他の友達も多かれ少なかれルームメイトに対するストレスを抱えていました。

毎日トイレで嘔吐しその掃除を適当にする人や、食べ物の残りを放置する人、部屋でずっとゲップをしている人、カルト宗教にハマっている人、9時からの授業のために7時半に起きて支度を始めると早すぎると怒ってくる人などなど……

途中で耐えられなくなって引っ越しした友達もいました。

どこの国に留学するにしても一人部屋で暮らせる場合は多くないので、ルームメイトとの生活が辛くなったら寮の担当者に相談したり、場合によっては引っ越したりした方が良いと思います。外国での生活はただでさえストレスがたまるのに、その上家まで安心できない場所になったら本当にしんどいです。

寮生活をする中で、もう一つしんどかったのが食事です。
食事は基本的に寮の地下1階にある食堂で済ますことになります。寮内にキッチンがなく、せいぜいカップラーメンくらいしか作れないからです。
これが美味しくなくてまぁ不評。美味しいと言っている人を一人も見たことがないくらいには美味しくないです。でもここで済ますのが一番安いのでみんな行きます。

ある日の夕食。右側の茶色い揚げ物は中にあんこが入っています。謎。

寮に住んでいる日本人なんて10人もいないのになぜか頻繁に出る日本料理。この日はたこ焼きとカレーとみそ汁でした。カレーとみそ汁はノーコメントですがたこ焼きは美味しかったです。

留学に行く前はシリアルが得意ではなかったのですが、週2回朝食で必ず出る上に他のメニューよりはましなので途中から好きになりました。

寮生活は辛いことも多かったですが、寮に住んで良かったと思う面もありました。

一番良かったのは授業を受ける建物までの距離がとても近いことです。寮自体が学校の中にあるので、徒歩5分もかかりませんでした。
寮に住んでいる日本人同士知り合えたのも良かったですね。
基本語学堂に通っている人は語学堂に通っている人としか知り合わないのですが、寮には正規留学生も交換留学生も住んでいるので、皆仲良くなることができます。

寮で知り合った日本人交換留学生やその友達の中国人交換留学生と一緒にピクニックをした時の写真です。チキンやトッポギなどを大学の広場で食べました。

楽しいことも辛いこともあった寮生活を終え、7月14日に韓国の首都ソウルに引っ越ししました。次はコシウォン(考試院)と呼ばれる半共同生活型の住居です。

元々国家公務員試験に臨む受験生が勉強だけに集中するために作られたのがコシウォンなので、想像を絶するほどに狭いです。写真で見るよりも狭いです。
一人部屋ではありますが、キッチンや洗濯機等は全て共用です。自炊はやろうと思えばできますが、数十人で一つのキッチンを共有するので本格的な調理は厳しいのかなと思います。

狭い上に完全一人暮らしではないので快適に暮らせるかと言われると微妙ですが、コシウォンの魅力はその立地と安さにあります。

自宅から徒歩5分くらいの距離にある往十里駅

ソウル市内で、徒歩圏内に大学も地下鉄駅も大型ショッピングモールも映画館もある便利な場所に位置するにも関わらず家賃は大体3万~5万円くらいです。その上ご飯やインスタントラーメン等簡単な食事が無料でついてきます。コスパ最強。

共有キッチンの写真。電子レンジやオーブントースターもありますし、鍋やフライパン、調味料等なんでも使い放題です。
何をするにも便利だし、何より一人の空間がある分、前の寮よりは良いかなと思っているのですが果たして9月からのコシウォン暮らし、どうなることやら。楽しみなような憂鬱なような。

次回は交換留学先の大学や授業について書こうと思います。

それではまた。

韓国のデザート39というおしゃれなカフェで飲んだピーチティー。高さ24cmと大容量です。
韓国全土にたくさんあるチェーン店なので韓国旅行の際にはぜひ訪れてみてください。

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