blog
2025.07.19
もうすっかり夏ですね。
個人としては多忙な(充実した…?)日々を送っておりまして、気づいたらどんどん朝日が昇る時間が早くなっていたり、どんどん日が暮れる時間が遅くなっていたりで、非常に驚いております。
体感としては、瞬きしたら5月が終わっていて、気づいたら6月も過ぎ、カレンダーが7月になっていました。
もはや怖いですね。今度は気づいたら雪が降っていそうです(←そんなことはない)。
さて、今回から新しいテーマでぼちぼち不定期の連載を始めてみようかと思います。
テーマは「建築訪問記」です。
このテーマで記事を書こうと思ったきっかけは、この前の春休みに旅行でいろいろな建築を見に行ったことです。
写真で見ていた建築を実際に自分の目で見て、感じることがどれほどに価値あることかを体感しました。
建築を見に行くことが趣味になりそうです。
そんなこともあり、みなさまにもぜひ見に行っていただきたい建築をピックアップして記事にしていこうと思っています。
この記事を通して、建築に興味を持ってくださると嬉しいです。
さて、今回ご紹介する建築は、旧高倉新一郎邸です。
旧高倉邸は桑園エリアにある1921年築の木造2階建ての洋館で、北大名誉教授だった高倉氏が自宅として居住し、書庫と研究活動の拠点として使われていました。
現在はcafé BEAN’sというカフェが営業されています。
近くには、星野勇三先生の旧住宅である「星野邸」や宮部金吾先生の住宅跡地を整備した「宮部記念緑地」があります。
大正から昭和の時代を中心に、このエリアには多くの北大教員や北大関係者が住まい、「桑園の大学村」や「桑園博士町」と呼ばれていたそうです。
現在では周囲は戸建て住宅やマンションが建ち並ぶエリアになりました。
旧高倉邸の裏地には障がいをもつ子どものための本づくりなどを行っている「ふきのとう文庫」という子ども図書館があります。
私はこの旧高倉邸を、昨年12月に訪れました。
旧高倉邸の外装は白い板張りで、出窓が印象的でした。
(外装の写真がなくて申し訳ないです…。)
玄関で靴を脱ぎ廊下に出ると、すぐ右の一室にカフェスペースがあります。
ひとつひとつの家具や照明、雑貨などが作り出すレトロでおしゃれな雰囲気が非常に素敵な空間でした。特に印象的だったのがシーリングメダリオン(天井につけられた装飾材)です。
この空間の雰囲気はここに起因しているのだろうと思わせるくらい、主張しすぎないけれども存在感のある装飾でした。
カフェスペースの一角には高倉氏が残した本がずらりと並んでいましたが、実はまだまだあるそうで。
2階にもさまざまな書物や雑貨などが保管されているそうです。
カフェの方のご厚意で2階も特別に見せていただいたのですが、1階の洋風な雰囲気とは一転して和室が並んでいました。
片廊下になっていて、和室の反対側には大きな木枠の窓がついており、趣を感じました。
歴史的建造物に興味のある方、レトロなカフェが好きな方はぜひ訪れてみてくださいね。
最後に、私が訪れた時に食べたバナナフランベの写真を載せておきます。食器もおしゃれですよね。メニューがたくさんあり、一緒に行った友達とプリンやあんみつなどをシェアして食べました。どれもおいしかったです!
お問い合わせの前に、必ず以下の「入会案内」をお読みください
24時間以内に、メールにてお返事を差し上げます