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代表・村上翔平

塾の売り物は「合格」なのか?

Twitter(かたくなにXとは呼ばない)で、最近は教育関係者とのつながりを強化しており、いろいろな塾・学校関係者のツイート(かたくなにポストとは呼ばない)を見る機会があります。

すると、思った以上に多いのが指導者、教室運営者の「愚痴」なんですね。

生徒が言うことをきかない、宿題をやってこない、前回教えたことをまるまる忘れて授業に来る、などなど……

生徒諸氏に対する愚痴も多いのですが、それ以上に多いのが保護者さまに対するものです。

その中で、次のような趣旨のツイートを発見しました。

教室長をしていたとき、志望校に不合格となった生徒の保護者から毎年必ず電話口で怒鳴られていた。

まぁTwitterなので、この発言じたいが誇張である可能性もかなり高いと思っているのですが、「毎年」は極端であってもそのような事例は各地の塾で起こっているような気もします。

さて、この記事を読んでいる保護者さまはいかがでしょうか。
自分の子が第1志望に落ちたときに、塾の責任者に電話をして、あるいは突撃訪問をして

「お前のせいだ」

「詐欺師」

「無能講師」

のような暴言を浴びせようと思い立つものでしょうか?
(元ネタのツイートの講師はこのようなセリフを毎年受けながら仕事をしているようです)

FiveSchoolsの保護者さまはみな常識的、良識的な方ばかりですし、わたしのそれなりに長い教育業界歴においても「志望校に落ちた」ことによる暴言など過去一度もいただいたことはありません。

では、なぜ同じ塾業界に、毎年保護者さまに「お前のせいだ」「詐欺師」「無能講師」と怒鳴られる責任者と、わたしのように一度もそんなケースに遭遇したことのない責任者がいるのか。

端的に言うと、毎年保護者さまに怒鳴られている責任者は、

「必ずわれわれが合格させてみせます」

「絶対に大丈夫です、信じてください」

このようなセリフを入塾時に使って勧誘している、あるいは日々生徒や保護者さまに言っている、少なくともそのように受け取れる発言が何度もあったとしか思えないのです。

あるいは「合格保証」的な文言がCM、公式サイト、チラシに書かれてあるとか。
それだったら、不合格になったら「話が違うだろ」と言われるのも無理はないでしょう。

そんなセリフに騙されるほうもどうかしているとは思うのですが、騙される側に落ち度があったからといって、騙した側の罪が軽くなるわけではないですから、それなら怒鳴られるのもある程度仕方ないな、と思います。

いや、もしかしたらこのようなセリフをその教室長は言っていないのかもしれません。
それならなおさら問題で、

「どんな理不尽なことでもコイツには言っていい」

と保護者さまが思っているということなので、端的に言って完全にナメられている状態だと言わざるをえません。
保護者さまが塾をナメていれば、当然その姿勢は子どもに伝わるに決まっています。子どもにナメられている指導者のもとで成果が出るわけがないです。

琴似という街でいろいろな飲食店に通っていると、本当に店主のキャラクター、仕事の仕方、客あしらいによって客層がまったく変わってくることに必然的に気づきます。

食事はおいしいのに、周囲の客がイヤで行かなくなった飲食店は過去にいくつもある。

「高級店」と「大衆向けの店」の差とかそういうことではなく、値段が同じような店どうしを比較した場合の話です。
塾でも同じことで、理不尽なクレームをやたらとつけられるのは、理不尽なクレームを許してしまうような仕事の仕方、雰囲気作りを塾側がしてしまっていると思うんですね。
生徒が騒がしいのも、言うことを聞かないのも、宿題をやってこないのも全部そうだと思います。

変な客がいるのは、主人が変な客を招いている。
招いているは言い過ぎでも、少なくともそこにいることを許してしまっている。

「教室長」の立場だと別にオーナーがいる場合がほとんどでしょうから、自分で仕事のしかたをコントロールしきれない部分が大きいので、かわいそうな面もあるのですが……
「学校」も同じことですね。

それでもTwitterで内向きの愚痴を日々言って暮らすよりは、一度生徒や保護者さんに自分がどのようなものの言い方をしているのか、どのような宣伝広告の文言を使っているのか、どのような接し方をしているのか、普段の仕事のやり方を棚卸しして見つめ直すチャンスだととらえたほうが建設的ではないかなと思うわけです。

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