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2024.01.14
中1として標準的かつ適切な出題かと思います。
問2 まぁ、資料Aの「終了時に~」という文言と、空欄②直前の「清掃終了時の」という文言のつながりがあるので答えは出せると思うのですが、このお知らせに「拡声器を使った」って入れるのちょっと不自然なような。そんな言い方しますかね??
まぁ「アナウンス」だけだと字数足りないのは明白なのですが。
あとは、空欄前後に書かれてある文言と、各資料で類似した内容が書かれている場所を照らし合わせて答えを導いていくだけなので、基本的なレベルの範囲内だと思います。
出典:佐藤多佳子「第二音楽室」
1962(昭和37)年、東京生れ。青山学院大学文学部卒業。’89(平成元)年「サマータイム」で月刊MOE童話大賞受賞。『イグアナくんのおじゃまな 毎日』で’98年度日本児童文学者協会賞、路傍の石文学賞を受賞。『一瞬の風になれ』で2007年に本屋大賞、吉川英治文学新人賞を受賞した。
「感情表現をしようと思うと、感情が出ない」
「控えめにしようと思うと、逆に感情が伝わる」
最近バズってた、まさにこの八代亜紀さんのような話です。
芸事の本質をサラッと描いていて、すごくいい話だと思いますよ。
八代亜紀が歌唱について「歌に自分の感情を乗せすぎては駄目。プロの歌は聞く人のものなので、聞いた人が自分の感情乗せられるスペースを空けておかないと」って言ってて、実際に感情をすごい乗せた歌と普段の歌を歌い分ける、ってのをテレビでやってて、本当に普段の歌の方が感動的だった。— 中野 (@pisiinu) January 9, 2024
問1 品詞分けの問題が苦手な人は、「別の単語に入れ替えができるかどうか」あるいは「一つの意味を持っているかどうか」という観点で見てみてください。
①「違う」
②「曲」
③「の」
④「ような」
の4単語が答えですね。
①「違う」は「同じ」「変な」「つまらない」のように、別の言葉に入れ替えができる。
②「曲」は「歌」「人」「犬」「コンピューター」のように、別の言葉に入れ替えができる。
③「の」は「である」「だった」「かもしれない」のように、別の言葉に入れ替えができる。
④「ような」は「印象」「感じ」「作曲家」のように、別の言葉に入れ替えができる。
こんな感じで入れ替えができる場合、それは一つの独立した単語であると判断できる。
そして、①「違う」はつまり「different」ですし、②は「music」で、④は「like」の意味ですよね。
「一つの単語には一つの意味がある」というのが品詞分けの原則なので、①を「違/う」とか、④を「よう/な」のように区切ってはいけないということ。
問2 中1道コンは、こういう基本的な問題があるといいですね。
小説は「心情把握」ばかりが注目されがちですが、こういう「事実関係」をそもそも読み間違えてしまうとどうにもならないので。
問4 高校入試国語はとにかく「問題文から条件付けを正確に把握すること」が重要です。
「傍線部4と同じ場面で」
「わたしはどんな状態になり」
「どんなことを思ったか」
「情緒という言葉を使う」
この4条件に当てはまるかどうかを、本文から照会をかけていくと自然と答えが出る、これが高校入試国語の本質です。
まぁ、とはいえこの傍線部4の段落内容をまとめればそれがイコール答えのようなものですから、今回は適当に近くにある内容をまとめただけである程度点数になってしまいますが。
難易度の高い問題になってくると解答になる箇所が本文の中で分散されるので、そういう問題でも点を取ってくることができるかどうかで、上位層と中位層の差ができると思ってください。
出典:鷲田清一「〈想像〉のレッスン」
1949年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。関西大学文学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授、同研究科長・文学部長等をへて、大阪大学理事・副学長。専攻は臨床哲学。
評論出典ランキングをつけたら間違いなく日本一であろう、超定番著者がまたまた登場。
ボリュームも抑えめで、中1国語としては適切な内容と難易度ではないかと思います。
昔は中3がこのぐらいだったんですけどね。
問1 まぁこれはエしかないでしょう。
「しかも」で絶対に100%ありえないかと言われると、かなり不自然ではあるもののクセのある日本語話者が書いた日本語であれば100%ダメとまでは言い切れない? ぐらいな気はしますが。
問2 「言葉では、本当の気持ちは正確に表せない」という趣旨の文章は非常に多いので、これを間違った生徒は「よくある内容」「よくあるパターン」として記憶しておくぐらいの気持ちでいいかなと思います。
というか、この文章全体の内容が言語を扱う文章の「ド定番」内容なんですよね。
文章全体の趣旨を覚えておいてほしいぐらい。
問3もまさにそうで、これまでいろいろな高校入試、大学入試で何十回何百回と出題されてきた内容そのままです。
出典:「醒睡笑」
誓願寺法主の安楽庵策伝が江戸初期に編纂し、板倉重宗京都所司代に献呈した笑話集。うつけ・文字知顔・堕落僧・上戸・うそつきなど、多様な庶民の登場人物がつくる、豊かな笑いの世界。のちの落語、近世笑話集や小咄集に大きな影響を与えた。
中学生になって初の古文出題となる回です。
最初なので、そんなに難しい問題が出ることはほぼないです。
ただ、今回は客と亭主の会話がほぼすべて主語が省略された状態で出てくるので、今どっちがしゃべっているのかをずっと追いかけていないと満点取りこぼしは発生しやすい。
文字だけを追いかけるのではなく、頭の中でドラマを描いて、映像化しながら読んでいくといいと思います。
問3 「さらば」は古文では「さようなら」ではなく「それならば」の意味です。
内容的、分量的、難易度的にもどれも中1道コンとして適切なものかと思います。
やや簡単目ぐらいかな? と思いますが。
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