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テストレビュー

2023年 学力テストC英語レビュー

学テCレビューです。

今日は英語から。

大問1(リスニング)

学テはリスニング音源が入手できないためレビューはありません。

学テABCのリスニング入手方法知ってる方がいれば教えてください。

大問2(文法)

問1

ア “talk” は、述語動詞seeが知覚動詞なので、原形不定詞と考えれば別におかしい選択肢ではない。

イ “talks”も、接続詞thatの省略と考えればあながち間違いとは言えない。

たしかに意味的には「まさに今話している最中」という状況なので、たしかに現在分詞のほうがより適切ではあるのでしょうが、出題者側が原形不定詞の可能性を念頭に置いて、それでいて敢えてこの問題を作ったということはまず考えにくいと思います。

そもそもアとイが「間違い」なのかと言われれば、それは「会話の状況による」というだけの話で、到底「間違い」とまで言い切れるものではありません。

(翻訳ソフトかけたら普通にアもイも候補として出てきます)

まぁ、この問題で生徒がクレームつけにいったら「最も適当なもの」と問題文に書かれているので、アやイよりもウのほうが適当だから出題ミスではない、と言い張ると思いますが……。

問3も、状況しだいではウだって全然おかしくはないでしょうに。

シチュエーションによってはイだって不可能とまでは言えない。

国語はそこまでひどい問題最近はないと思いますけど、英語、特に文法問題は本当にこういうことが多いのは何なのでしょうか。

大問3(会話)

特にこれと言ってコメントありません。

レベル的にも、内容的にも標準的だと思います。

大問4(英作文)

(2)でseeとかmeetとか選んで✕になっていないでしょうか。

動詞には「自動詞」と「他動詞」があり、「他動詞」の場合は原則としてwithのような前置詞はつけずに直接名詞をうしろに持っていくという原則があります。

seeもmeetも他動詞なので、withがなければOKなのですが、直後にwithがあるためにこれは不可ということになってしまうわけです。

大問5(対話)

問3とか、なかなかOld-fashionedな出題でむしろなつかしいぐらい。

関係代名詞使ってもいいですし、分詞使ってもいいですし、受動にしても能動にしてもいいし、いろいろバリエーションがあって悪くない問題だと思うんですけどね。

文章、前半はやさしめですけど、後半にまさかの少子化の話に突入していって難易度が徐々に上がっていく仕様になっています。

問4の並び替えは、大まかな話の流れをつかめていることはもちろん前提で、そこにThere be構文と、さらにnot manyが入り、さらに関係代名詞でつなぐというトリプル文法構造になっていてなかなか難易度が高い。

この問4を余裕で解けるのであれば、なかなか英語力があると判断していいのではないでしょうか。

大問6(長文読解)

問1

ask 人 to Vの基本形が頭に入っていることと、toの後にbe動詞を持ってくるという発想が持てることの2つが必要です。

静かに「する」なので、日本語を素直に移植して「do」とか答えるようではいけない。

問3

そもそも後半、「優先席」と「専用席」の概念の違い理解できましたかね?

札幌市営地下鉄が「専用席」になっていることを知らない人にはピンと来にくい話かも。

札幌以外の生徒とか、ふだん地下鉄で移動することがまったくない札幌人とか、この話をスッと理解できたのかどうか。

問4

necessaryが単語レベルやや高いですが、neededとかrequiredとか書いたらマルくれるのでしょうか。

まぁrequired思いつく生徒ならnecessary書くでしょうけど。

大問2はともかく、それ以外は学テにしては難易度高めではあるものの悪い問題ではないと思います。

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