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佐藤佳歩

合う先生、合わない先生

2025.06.18

佐藤佳歩

佐藤です。
大学になると、必修の科目でない限り自分で先生の評判を聞きながら授業を決めることができますが、高校生まではそうはいきませんよね。
いかに早く先生の特徴を掴めるかが大切だと思っています。
自分に合う先生なのであれば、授業を第一にしてその予習と復習をするといった感じに勉強を進めることができます。
しかし合わない先生の場合は早めに対策を考えなければいけません。

合わないというのは、説明が分かりにくい、最適な板書の取り方が見つけにくいなどです。

私の場合化学が苦手なのですが、板書をあまりしないで考えさせることに時間を使う先生でした。
授業を受けることで、教科書に書いてある内容を理解できるようにすることを目的とした授業だとおっしゃいました。

趣旨は理解できます。

でも、こちらは入学したてで、板書なしで理解しようとしても、なかなか難しかったです。
集中して授業に臨もうとはするのですが、先生の板書はただのメモ書きのような感じなので、それを写したところで意味はわからない。
でも、ノートを取らないと復習するのは難しい。
自分で補足して書き足そうとはするのですが、そもそも話の要点がわかっていないので、自分で書き足した箇所を後から見直しても結局意味がよくわからない。
よって、それをもとに復習しても全然理解できないという負の連鎖がおきました。
その結果、最終的には授業を聞く気を失くしてしまいました……。

文系なので生物と地学を選択し、化学とは離れることができたわけですが、国数英で先生が合わなかった場合には、その教科を諦めることができませんよね。
自分にとって分かりやすい動画を見つける、参考書や文法書を探す、塾を利用してみるなど対応の仕方はいろいろあると思います。

「あんまりわかんないけど、慣れてきたらできるようになるかなー」

と思って、この状態を放っておくのは危険です。
そんな身を任せるだけでできるようになるなんて美味しい話はありません。
あまりにひどい成績を取ってから頑張ろうとすると、遡るべき範囲が膨大になり、そこで苦手教科に対するモチベーションを保つのは至難の業です。
難しい単元に入る前に、そして復習が追いつく今のうちに、対策を取る必要がある場合は動き始めるといいかもしれません。

個人的に、新学期はやりたいことがたくさん生まれる、モチベーションアップする時期だと感じています。

「去年できなかったことを今年こそ!」

「今年こそは〇〇位以内入る!」

などなど。
モチベーションを高める時期だからこそおすすめしたいのは、自分の志望校の過去問を一度開いてみることです。
公立高校を受験する中学生は、道コンの形式が公立入試に似せられているのでそこまで必要ないかもしれません。 
むしろこれは大学の2次試験を受けなければいけない、高校生にこそやってもらいたいのです。

マーク式、記述式といろいろ模試はありますが、これは個々の大学の特徴を押さえたものではありません。数学一つとっても、記述式だけが出る大学もあれば、答えだけを書く問題と記述問題が混ざった大学もあります。
自分が考えている大学はどんな問い方をしてくるのか、どんな解答を作らなければいけないのか。それがわかったら、これからどんな勉強、練習をしていくべきなのかが見えてくると思います。
その感触を生かして、模試や定期テストが受けられるとベストではないでしょうか。

これから習う範囲もたくさんあるでしょうし、今から全て解くことはできません。当たり前です。
なので、過去問を見て手も足も出なかったからと言って、打ちひしがれる事はありません。単純に興味を持ってみるといいのではないかと思っています。赤本や青本を、学校で配布されていれば進路のしおりなども一緒に一度開いてみてください。

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