NANAIRO DAYS
2026.04.04
問1
No.1とNo.2はヒッカケ選択肢が何もないので容易。
No.3が本来はNo.2に来るべきで、No.3にはいつもであれば道案内のようなもっと複雑な問題が来ます。
全体としてかなり難易度の低めな問1です。
No.3の猫の独特なポーズはなんでしょうか。不完全な形の「シェー」にも見えます。
問2
No.1は、Tomの言っている意味がとらえにくく、No.2は内容は平易だけど選択肢に引っ掛かりやすそうなものが多い。
No.3は簡単ですが、No.4はアでも問題もないのでは。
「家にチャリがあるから、一旦家に早く帰ってからじゃないと図書館に行けない」という状況と考えれば十分会話が成立するような。
これが「図書館での対話」だったらわかるのですが。
問1に比べると、やや問2のほうが難易度高いかなと。
問3
内容がやや社会的で難しめ。
問1の時点では「リスニングの難易度が低い回かな」と思いましたが、ちょっと様子が変わってきましたね。
No.1はhad toを見逃して、あるいは意味がわかっていなくてイにする人が多いでしょう。
No.2のウにもhave toが出てくるけど、同じヒッカケを2回出すのは問題として美しくない。
問4
(1)と(2)はやさしいと思いますが、(3)がちょっと難しすぎますよ。難易度がリスニングの中でこの問題だけ圧倒的に突出して難しい。どんな正答率になるのか恐ろしいレベルです。
そもそもwhen to Vじたいがそこまで定番の出題ではないうえに、さらにそのうえに前置詞aboutが乗っかってくる。普通はちょっと無理です。
「疑問詞+不定詞」の前に前置詞がくる文って、今の中学教科書にそんなものまで出てくるんですかね?? そこまでチェックできておらず恐縮ですが、従来であれば完全に高校レベルの文法だと思うのですが。
どれをとっても易しい基本問題だらけですが、あくまでもそれは基礎力がある人の話。
問3がちゃんとできるかどうか、
◎……完答
△……What is my favorite~?にした人など
✕……そもそも疑問文の形が崩れている人
という感じで3段階評価してみてください。
✕の人は、変なプライドを捨てて中1レベルからやり直すべきです。
✕の人が中3の教科書だけを勉強しても、成績など欠片ほども上がりません。
英語(数学も)は間違った勉強法で取り組むと本当に徒労で終わりますので、やり方そのものを見直すべきです。
ホテルの値段がそこそこ高いのがインフレを感じさせます。
問題はどれも容易です。
問1
直後のHoweverを見ておくべきですが、変に深読みすると間違えそう。
本文の内容的に、「なぜ金があっても、必要な物資が手に入らないのか」という疑問を抱くはずなので、その話に進むのが自然だと思うのですが……
そこには一切触れられず、つまらないありきたりな一般論に進んでしまうのが、アフリカの深刻な問題をダシにしている感じがして個人的には気に入らないです。
問題としてもごく普通ですが、問3で「her」と書かずに「me」と書く間違いはよく起こりがちです。
どうでもいいことですが、geoparkの注が「ジオパーク」というのは、必要なのでしょうか……
意味は本文で説明しているわけですし。
まぁ「ゲオ」と読まないんだよ、と教育するという点では意味あるか。古本屋じゃあるまいし。
問1
「第一に」という訳でいえばアでもいいかな、と一瞬思ったのですが、At fisrtは「当初」「最初のうちは」のような意味で、「何もよりも大切なのは」的な意味で使うものではないようです。
だとすると今回の文脈には合わないですね。
大問3Cもあんまり難しくないですね。
リスニングのラストだけ異様に難しいですが、それ以外で難問は皆無ですし、かなり平均点高く出そうな回に思えます。
これで平均点が低ければ新・中3の英語力が平均的に相当ヤバいということになります。
いまの道コン中3英語は、だいたい「最頻値」が100点満点で30点ぐらいになるケースが多いです。
(平均値、中央値ではありません、ご注意ください)
中学生のうち、道コンを受ける=ある程度塾などに通って「受験勉強をしよう」という意識がある生徒のうちで、英語で30点前後しか取れない生徒が最も多いのです。
そのレベルになってしまうと、ちょっと道コンが簡単になろうが難しくなろうが関係ないです。
「最初からお手上げ」なので。
ただ、あるラインをオーバーしてきた生徒たちは、軒並み余裕で80点台後半、90点台を取ってきます。東西南北を受ける生徒たちはほぼ全員そのラインを超えてきている生徒たちなので、全体の平均点が低くても一切油断はできません。
「5教科の中で英語がいちばん簡単で点が取りやすい」と思っている人が、東西南北合格者の中ではもっとも多いのではないかと思います。
正直、今回の問題レベルで80点程度も取れない実力では、(よほど理数ができる生徒でない限り)東西南北、特に南北では勝負できないと思います。
最低の最低ラインとして80点、普通は80点台後半、90点台で「ちょっとだけ喜んでもいいかも」ぐらいに思っておいてほしいです。
大問2でも言いましたが、今回の英語で60点とか70点レベルしか取れなくて、それでも本気で東西南北に入りたいというなら中3の教科書を一生懸命勉強してもほぼ時間の無駄だと思います。
中1レベルからしっかりとした文法、語法とともに、「なんとなく」ではない根拠をもった勉強の仕方をしていく必要があります。
特にコメントすることはないごく普通の問題ですが、(1)ってみんな簡単にできるものなのだろうか? むしろ(1)の正答率がいちばん気になる。
村上翔平
進学教室FiveSchools代表。函館生まれ、札幌育ち、北海道大学文学部卒。18歳より進学会(北大学力増進会)にて講師を務め、卒業後ENEOS(株)を経て、2011年より現在まで代々木ゼミナール講師。2012年から2016年まで赤門会日本語学校にて日本語教師としても活動。2018年札幌に「進学教室FiveSchools」を設立し、現在も日々教室で指導にあたる。著書「やさしい中学国語」「18歳までに知っておきたい言葉1750」など多数。
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