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2023.04.07
中1に続いて、そこそこ難しいですね。
「祝辞」はかなり厳しいと思いますし、「綿密」と「傷む」もそこまで書ける人多くないのでは。「希薄」の読みも。
「ブラック校則」というホットなネタを持ってきましたね。
このあたりのネタのセンスがいい出題は好きです。
中1はグラフ系の問題でしたが、中2は校則の条文をもとに答えさせるいわゆる「実用文」問題に近い形式。
問1
この形式の問題に「文節どうしの関係」を持ってくるとは。
「文節どうしの関係」ってそういえば全然道コンで出てなかったですよね。いつ以来の出題だろう。
わりと盲点になる単元なので、わからなかった人は復習チャンスです。
正解エの「とてもかわいそうです」が日本語としてかなり不自然なので、問題を作るために無理やりこの文を入れたのだな、という出題者の苦心がありありと感じられるのも趣深いです。
問3
こんなもの、最初からエにすればいいに決まってますからね。
学校アンケートで「白→黒か紺に変更しろ」という要望が出ることじたいが不自然なので、最初からオチは見えていた感はあります。
問4、問5になってくると、国語なのか契約書法務チェックなのかわからなくなってくる感じですが……。
特に問5はちょっとやりすぎ感あるのでは?
とむげん・鷹取先生とかエリート塾・高塚先生と昨日話したときにも話題にのぼっていました。
・今が1月であることを確認
・第2章ー第5条「1~3月は全校生徒投票を行わない」ことを確認
・全校生徒投票以外に、臨時生徒総会を開く方法を探す
というプロセスを踏んで初めて解答にたどりつくのですが、「ただし3学期(1~3月)には全校生徒投票を行わない」という例外規定まで探させるのはたしかに国語の問題として出すにはちょっと細かすぎるとは思います。
将来、悪い大人に契約書でだまされないように、という教育的配慮なのかも……。
出典:佐川光晴「大きくなる日」
1965年2月8日生まれ、日本の小説家。
東京都出身、埼玉県志木市在住。神奈川県立茅ケ崎北陵高等学校卒業、北海道大学法学部卒業。
大学在学中に1年間南米を漫遊。出版社に1年間勤務した後、1990年7月より大宮食肉荷受株式会社に勤務し食肉処理場で働く。
2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞を受賞。
2001年単行本『生活の設計』で第14回三島賞候補。「ジャムの空壜」で第125回芥川賞候補。
2002年「縮んだ愛」で第24回野間文芸新人賞受賞。
2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。
中1小説もなかなかなボリュームでしたが、中2はそれ以上の密度ですね。
紙面パンパン。
登場人物も多く、人間関係を整理する時点でなかなか大変。
最初に「胸騒ぎ」と出てくる時点で「おや?」と思うべきです。
「息子が1位になったのをほめる」状況で使うべき言葉ではない。何か良くない事態が起こるはず、とこの時点で予想できる。
で、ロニーが「頭をはげしくふる」のを、他の子どもが取り囲んでいるという状況から、ロニーが何かを否定している様子を読み取る。
この2点でだいたいの状況をつかんでおけば、あとはスムーズに心情を把握していけると思います。
問2
アは、その後の「先生が来たから大丈夫」というセリフと矛盾する。
イは本文に記載がないし、それなら「レイナはわたしが見ててあげる」とならないとおかしい。
問3
アだと、母親に対して「おまえがコーラなんか入れるから悪いんだろ」とロニーが責めていることになってしまうので、×。
問5
中1と違って直前直後を見るだけでは答えを出せず、全体を把握してから解く必要があるので、難易度は上がっています。
やっぱり、中1よりも中2のほうが難易度高くなるように調整しているような印象を受けますね。
出典:稲垣栄洋「植物はなぜ動かないのか」
1968年静岡県生まれ。日本の植物学者。静岡大学教授。
1993年岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省入省。
1995年、静岡県入庁、静岡県農林技術研究所を経て、静岡大学農学研究科教授。
2004年「生態的特性の解明と到花年数の短縮によるササユリの自生地保全および園芸利用に関する研究」で岐阜大学博士(農学)。
専門の雑草学の延長として、雑草の生き方を伝えることも研究の目的と語っており、雑草の生態に関する一般書を複数出版している。
中1に続いて中2も植物ですか。
え、もしかして同じ人が作ってる? あるいは問題作成チームで擦り合わせしている??
去年までの道コン、明らかに別個の作成担当者がそれぞれ問題を作っていると思っていたんですけど、なんか今回学年どうしに関連性というか、調整しているような雰囲気を感じるのですが。
題材が似ているだけでなく、明らかに中1より中2のほうが言葉遣いも堅く、ボリュームも多く、内容が複雑になっているのですよね。
偶然かわたしの考えすぎか。
問1
「補助の関係」は文節に区切る問題のド定番です。
問2
複雑な対比関係を図に整理させる問題。北海道が大好きなやつですね。
今回は説明がコンパクトに前半部分にまとまっているのでまだ対処しやすいと思いますが、より難易度が上がると本文全体にポイントとなる記述が分散します。
問3
直前部分をまとめるだけなので、記述問題としては難易度低めなほうです。
「動物と比較しながら」という条件から考えても、要するに16行目から傍線部までの内容をまとめればOKだとわかります。
「だいたいここらへんに解答がある」とアタリをつけることが先決。
問5
これも、指定語句を考えれば直前の段落をまとめるだけでほぼ点数が取れることがわかりますよね。
そういう意味では問3とやることがほぼ変わらず、あまり面白くない記述問題。
問3は問3でいいので、どうせもう一つ記述出すなら本文全体を見て書かねばならない問題が欲しかったかな、という気はします。
出典:「今昔物語集」
平安時代末期に成立したと見られる説話集。『今昔物語集』という名前は、各説話の全てが「今は昔」という書き出しから始まっているためつけられた通称。
口語訳は解答解説に載っているので省略します。
読解のポイント
2行目
・「この道=陰陽道」のこと。
・「心もとなきことなかりける」……「心もとなし」はここでは「不安」ぐらいでしょうか。不安なことが何もない、つまりパーフェクトであるということ。
このぐらいでしょうか。
あとは注釈を見ながらストーリーを追っていくだけで答え出せるはず。
現代語とさほど差がない表現が主体の文章なので、比較的読みやすいかと思います。
というか、安倍晴明の話って最近もどこかで出てませんでしたっけ??
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