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2026.01.24
FiveSchools公式サイトへご来訪いただき、まことにありがとうございます。
さて、このたび2026年3月26日、多数の方にご参加いただいた「国語基礎語彙テスト」にもとづいた書籍「18歳までに知っておきたい言葉1800」を発売する運びとなりました。
以下、発売に向け、著者・FiveSchools代表村上よりメッセージを記載いたします。
進学教室FiveSchools代表、村上です。
2026年3月26日、Gakkenより「18歳までに知っておきたい言葉1800」を出版することとなりました。
上記のとおり「国語基礎語彙テスト」にもとづいた書籍であり、また、すでに累計15万部を突破している「15歳までに知っておきたい言葉1800」ハイレベル版の本でもあります。
大学受験参考書でもありつつ、「大人向けの学び直し一般書」としての役割も果たす本だと考えており、年代を問わず、多くの方に手に取っていただきたいと思います。
わたしは日々、FiveSchoolsの教室で中高生(小学生も)と向き合っています。
FiveSchoolsは特に上位層の生徒さんに強く支持していただいていることもあり、道コン全道ベスト10に入る生徒さんを指導することは珍しいことではありません。高校生で全国模試上位に入る人も毎年のようにFiveSchoolsに入塾してきます。
(上位層の生徒さんばかりを相手にしているわけではありません)
しかし、そんな生徒たちとの授業の中でも、しばしば「ことばの断絶」に直面することがあります。
授業中、何気なく「あこぎな商売だねぇ」と話すと、生徒たちの顔が一瞬ポカンとする。
「やりこめる」と言えば「何かにハマって熱中する」ことだと思い込み、「腐心する」という表現が「苦労して頭を悩ませる」であることを知らない。
これが「生徒たちの努力不足」によるものなのか、と言われると、必ずしもそうは言えないとわたしは考えています。
今の保護者世代、さらに上の世代は、ゴールデンタイムのテレビで「水戸黄門」をやっていましたよね。「鬼平犯科帳」や「大岡越前」もありましたね。
子どものころに横山光輝「三国志」を読んだ、という人も多いでしょう。
こういう時代劇、古典的なマンガや小説が、今の生徒たちのまわりからどんどん消えていっています。
すると、マンガや本の編集者、クリエイターはどうするか。
「今の子どもたちには伝わらないから」と言って、さらにそういう難度の高いことばを作品の中で使わなくなりますよね。
こうして大人世代が自然に生活の中で吸収してきた「少し格調高い日本語」「古めかしく重みのある日本語」が、生徒たちの生活の中からどんどんどんどんこぼれ落ちていくことになります。
子どものことばの世界が貧弱なものになっているのは、こういう悪循環が原因で、この悪循環が大人世代と中高生世代の「ことばの断絶」を生んでいるようにわたしはずっと長い間感じてきました。
さらに「受験」の世界に限って言えば、問題をつくるのは大学教授、知識人です。
先ほど挙げた「あこぎ」「やりこめる」「腐心する」など、知ってて当然、わざわざ受験勉強で学ぶような言葉ではない、という意識が彼らの中にはあります。
だから、注釈など入れずに「当然知ってるよね」という前提で問題を作ってくる。
でも実は、入試問題を作った先生が想定していないような、もっともっと手前の部分で多くの受験生たちはつまづいているのです。
では、受験勉強として、このような「少し古めかしい日本語」「格調の高いことば」を集中して覚えればいいじゃないか。そう思われるでしょうか。
しかし、今の受験生が使う教材には、致命的な空白地帯があります。
古文単語集……現代語なので載っていない。
現代文キーワード集……学術用語的、評論用語(ロゴス、パトス、二元論……)が中心で、和語や日常的な漢語は「知っていて当然」として省かれる。
そう、実はほとんど存在してないんですよ。
「あこぎ」「やりこめる」「腐心する」のような、学術用語でもなければ、古文単語でもない、「微妙に難しい」言葉を学べる本が。
共通テストや難関大入試で多くの受験生がつまづいているのは、高度な論理的思考以前の、この「言葉のエアポケット」にある言葉の読み違えです。
この、どちらにも属さないエアポケットを学べる本がなくてはいけない。
そのような思いで、「18歳までに知っておきたい言葉1800」を製作したというわけです。
本書の最大の特徴は、FiveSchoolsや協力塾の生徒さんに実施してもらった語彙テスト、またネット上における公開アンケートで収集した、リアルな「正答率」を細かに掲載しているところにあります。
「大人が当然知っているはずの言葉を、今の高校生はこれほどまでに知らないのか」
という驚きとともに、受験生がどこを補強すべきかが一目でわかるようになっています。
また、例文はすべて村上(&FiveSchoolsスタッフ)が書き下ろし、辞書的な説明にとどまらない、入試や実社会で使われる「生きたニュアンス」を詰め込みました。
「18歳」は、大学入試という試練に挑む時であると同時に、一人の「大人」として社会へ踏み出す時でもあります。
言葉は、思考の道具であり土台です。
語彙が増えれば、文章の解像度が上がります。今まで霧がかかっていたような評論も、登場人物の微妙な心情も、手に取るように分かるようになるでしょう。
ただ、この本で手に入れてほしいのは、単なる「受験テクニック」ではありません。
一生にわたってあなたの思考を支え続ける言葉の武器だと思っています。
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