blog
2026.01.07
新谷です。
好きなアート紹介第4弾になります。
前回は大正、昭和期の版画家でしたが、今回はもう少し時代を遡り江戸時代の絵師を紹介します。
江戸時代の絵師で、日本画の流派の一つである「円山派」の祖に当たる人物です。
写生(見たままに写し取ること)を重視した画風で、綿密な描写と空間意識によるリアルな描写が特徴です。
応挙の作品は風景や動物、様々なものがありますが、描かれた植物や動物はそのまま動き出しそうなほど生き生きしており、龍などの架空の生き物もまるで実在しているかのように描かれています。
ちなみに「足のない幽霊」を初めて描いたのがこの応挙だと言われています。(※諸説あり)
『幽霊図(お雪の幻)(英語版)』円山応挙筆
カリフォルニア大学バークレイ美術館所蔵
動物の絵で言えば、私は特に犬の絵が好きです。
『狗子図』(1778年)敦賀市立博物館
『狗子之図』(1790前後)東京富士美術館
とにかく、かわいい。
リアル感を重視した画風と、輪郭線を描かずに絵具の濃淡だけで表現する「付立て」という技法により、毛のふわふわ感がとても伝わってきます。
応挙の犬の絵は当時も大人気だったようで、狗子図は他にも竹や藤の花などと一緒に描かれたものなど、様々なパターンで描かれたものがあります。
どの絵の犬もかわいいので、是非見てみてください。
「円山応挙」というと、落語の世界でも「幽霊画の名人」として比較的よく登場します。
演題もそのまま「応挙の幽霊」として比較的寄席でもよく聴く噺かと思います。
お問い合わせの前に、必ず以下の「入会案内」をお読みください
24時間以内に、メールにてお返事を差し上げます