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代表・村上翔平

塾を開くエリアをどう決めるか①

前に「塾経営シリーズ」として、「テナントvs自宅開業」というテーマで記事を書いてみましたが今回は塾を開く「立地」について書いてみようかと。

「立地」もいろいろな観点があり、たとえば「教育熱の高い地域vsそうでもない地域」という切り口もあれば、「自分の土地勘がある地域vsない地域」という角度で考えることもできましょう。

ただ、まずは塾の経営スタイル、生徒募集方針そのものに決定的な影響があると思われる「大きな駅の駅前vs中学校の近くの住宅街」という切り口で考えてみたいと思います。

「大きな駅前で開業」するメリット

・いろいろなエリアから生徒を呼べる
・看板を出すだけである程度認知度が上がる
・講師を確保しやすい
・他塾に不満がある生徒が体験に来やすい

「大きな駅前で開業」するデメリット

・対象となる学校が絞れず、テスト対策を打ち出しにくい
・たくさんの学校が対象になるということは、逆に言えば「一番近くにある塾」にはなれない
・同業他社、しかも大手が軒並み存在
・賃料が高い
・駐車場、駐輪場が確保しにくい
・広告を打つべきエリアが拡散してしまい、広告の費用対効果が悪くなる

「住宅街」開業のメリット・デメリットはこれを反転させて考えればよいかと思います。

……こう見ると、「大きな駅前の大通りで開業」するのは、基本的に新規参入の、ノンブランド個人塾にとってはかなり分が悪いというか、デメリットのほうが大きいのかな、とは思いますね。

やはり、定石としては「面倒見のよい地域密着タイプの塾」であることを打ち出し、集中的にひとつのエリアに広告資源を投入し、「地域No.1塾」を目指す、というのが戦い方としては通常正しいのかな、と。

駅前で出したときの「講師が確保しやすい」というメリットはそりゃ確かにあるでしょうが、ノンブランド個人塾なんてまず塾長ワンオペで食えるようにならないと話が始まらないわけですからね。

そんなものは自分ひとりでやって、それなりに流行って損益分岐点十分に超えて、貯金ができるぐらいになってから考えればよいと思います。

学生講師がいないと成り立たないスタイルの塾ならまた話は変わってくるのでしょうが……

(あ、「講師人材確保」の方法はそのうちしっかり書きたいです)

FiveSchoolsの結論

しかし、前回のシリーズ「教室は家かテナントか」をお読みいただいていればお分かりかと思いますが、わたしの場合は最初から「駅前の大通り」で開業することしか考えていませんでした。

前回の記事で言ったことを軽くまとめると、わたしの場合はノンブランド個人塾とは言っても、諸事情によりそれなりの知名度と信頼性を最初から持った状態で開業ができたので、遠方から通いたいと言ってくださるお客さまがある程度見込めたわけです。

となると、特定エリアに集客が偏らざるをえない「住宅地」路線は最初から検討の俎上にものぼらないのは当然と言えましょう。

いろいろなデメリットがあるのは承知のうえで、それでも「いろいろなエリアから生徒を呼べる」というメリットがわたしにとっては大きすぎて、他のデメリットを打ち消して余りあるというところです。

ちなみに、具体的にわたしが立地の条件として決めていたのは

「JR、バス、地下鉄できれば全て通っている駅の駅前」

というものです。これは札幌で開業すると決めた時点から、ほぼ絶対条件として考えていました。

となると、最初から考えられるエリアが絞れてしまいます。

麻生、札駅、琴似、新札幌ぐらいしかないですよね? 

まだある?

このうち、新札幌はいくらなんでもあいの里から遠すぎて通勤が無理。

札駅だと、そもそも勤務先の大手予備校とバッティングするのでそっちと揉める危険性が出てくるのと、「学びやむげん」鷹取先生が中心街への移転を考えておられたので、そっちともバッティングしたくない。

ということで、事実上、麻生か琴似しか最初から選択肢がなかったのですね。

で、麻生でテナントを探した経験がある方はご存知だと思いますが、まぁ麻生はとにかくテナントがない。

全然いい物件が出てこない。

一方、当時の琴似はわりとテナント豊富に見つかったこともあり、わりとサクッと今の場所に決定されたわけです。

結局いいテナントがなければすべては画餅と帰してしまいますので、まぁこのへんはテナントが見つかるタイミングというのがどうしても大きくなってしまいます。

むしろわたしはもともと北大学力増進会札幌北本部の人間ですので、麻生のほうが中学校事情の熟知ぐあいで言えばやりやすかったんですけどね。

琴似もサラリーマン時代に3年住んでましたのである程度の土地勘はあったと言えばあったのですが、塾の仕事に関係して琴似にいたわけではないので、そこはイチから勉強する必要性がありました。

あ、そういえば一応円山にもテナント見には行ったんですよ。

やはり「円山で塾を経営してる」って言ったらちょっとかっこいいじゃないですか。イメージ的に。もし円山で開業するなら「円山ファイブ」にする予定だったんですよ塾名も。

うーん、でも、やはりJRがないというのがどうしてもネックで。

琴似だと、千歳&小樽から一発で電車で来れてしまうわけですから、やはり「広いエリアからお客さんを呼べる」という実利のほうが、「円山ブランドかっこいい」という薄い動機と比べてしまうと圧倒的に上でした。

ただ、このように幅広いエリアをターゲットに募集をかけることにはそれなりのデメリットがあることも前述のとおりです。

そのデメリットをどのように打ち消すのか、それは次回申し上げることにいたします。

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