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テストレビュー

2025年1月 中3道コン英語レビュー

大問1(リスニング)

問1 No.1が地味にイヤらしい。
同じbyでも「~によって」のbyと「~の近くで」のbyを連続して出してきているのは確実に意図的でしょう。

No.2、つまり「湯呑」を説明していることに気づいたでしょうか。
「doesn’t have a part for holding」が、それほど耳にしない言い回しだと思うので、何言ってるか全然わかんなかった生徒多いと思います。

No.3、女がクラスDなのはわかっても、男のほうがわりと難しい。2回聴ければイケる人増えたと思うんですが、この男の最後のセリフを1回で把握するのはなかなか……

これ、問1がかなりエグイと思います。運が悪いとそこそこできるレベルの生徒が全滅もありえる。

問2 まぎらわしそうな選択肢は、

No.1 ア……「日曜日の午前」は楽しいかもしれないけど、男のほうも当然昨日が日曜日だったことは知っているので会話として不自然。(女が男をからかっている、という前提ならありえなくはない?)

No.3 ア……「一緒に博物館に行こう」と言っているのに、「着いたら電話する」というのは通常ありえない。(男が、その博物館のものすごく近くに住んでいることを女が知っている、という状況ならありえるけど、そのような前提はない)

No.3 ウ……要するに「ググレカス」と言っているわけだけど、だったら「Yes」にはならない。

No.3あたり、よく考えたらわかるんですけど、瞬間的に判断するのは結構難しいのでは。
これも全体的に決して簡単ではないと思います。

問3 話題が重すぎる……。
ここまで通例とテンションが違う問題を出すなら、もう少し問題文で内容匂わせるぐらいしてもいいかも。「◎◎の国から来たアミラ」みたいな。
あと、アミラが何人なのかイメージつかないのもありますし。
「英語は多少しゃべれるけど、ネイティブの英語話者ではない」「戦争で国にいられなくなって日本に家族で来た」って、どの国の人をイメージしてこの問題を作ったのでしょうか。

No.3の正解がもしアだったら悪の大魔王の死に際みたいで面白いですね。

難易度的には、問1、問2よりもわりと低いと思います。

問4 No.2でdeliciousまで書いてスペルミスして減点されるケースが多そうですね。

deliciousなくてもマルですし、deliciousに自信ないならgoodにしておけばいいのですよ。

No.3は何を求められているのかが漠然としていて、明後日の方向で適当に書いてしまった人が多いでしょう。これはちょっと仕方ないかなぁ……難しいと思います。

問3は易しめだと思いますが、あとは全部結構エグイですね。

大問2(文法)

標準的レベルではありますが、問2(1)の木曜のスペルミス、(2)で受動態にすべきだと判断できるかどうかがポイント。

問3は(1)でそもそも「遅刻」を英語で表現できるかどうか。模範解答は「be late」ですが、それが思いつかなくてもどうにか対処はできる問題です。「なぜ今ごろ来たのですか?」みたいに書くことも可能ですよね。

(2)は標準的な疑問詞疑問文。過去形の疑問文なので、did you leaveをしっかり書けるかどうかがポイント。

地味に間違えやすいトラップ多数で、実は上位層でも満点逃す人が多数だと思います。

難しいとまでは言えませんが、実は易しくはないです。

大問3A(資料)

赤ちゃんの象さんがかわいらしいですね。

「いらすとや」ではないですし、そういえばこういうイラストってどうやって調達しているのでしょう?

道コン事務局のほうでイラストレーターに発注しているのだろうか。

問1 問題レベルとしてはいつもどおりですが、設定が涙ぐましいです。「一杯のかけそば」的な。

このタイプで「すべて選べ」って珍しいですし、「小さい妹」というから未就学児無料みたいな話があるのかと思ったら無かった。

基本的にはどれも易しく、確実に満点取らねばならない問題でしょう。

いつも言っていますが、よほど時間に余力のある生徒以外、全文を隅々読むのは時間の無駄以外の何者でもありません。必ず設問を中心にして攻めるべし。

大問3B(スピーチ)

improveが注釈なしで出てくることが、最近の中学英語のボキャブラリーレベルの上昇をうかがわせます。

このimproveが出てくる、2行目のHowever以下の文はちゃんと精読してみてほしいです、案外難しいと思います。

あと、Let me talk/say/tellという言い方とか、接続詞Even ifあたりももうすっかり定番化しましたね。Let me tellはリスニングでも出てきましたし。

文章の内容はすごくありがちで普通な内容ですが、使われている単語、構文にやや難しいものが多く、逐一正確に読もうとするとわりと大変。ただ、大まかに意味をつかむだけであればさほど苦労しない。

大問3C(対話文)

問1 本文読まなくても解ける生徒には解けますが、ていうかコレはtakingでも全く問題ないですよね。

本文にbroughtが出ているのでそれを使って書けばbringingですけど、そのヒントなしで書かせたらtakingと書く生徒のほうが多いのでは。

問4 後半、問3の後あたりから英文じだいがかなり難しくなってくるうえに、この問4の選択肢はなかなか難しいです。

It (  )public services.

という文で、Itはつまり「smart trash can」のこと。

つまり「スマートゴミ箱は、公共サービスを(   )します」という意味になり、

ア「破壊する」……まったく逆で論外

イ「向上させる」……OK

エ「作る」……意味不明

となるのですが、選択肢ウがどうかなぁ、と。

workは普通自動詞なので、うしろに目的語をとって使うことは少ないのですが、辞書を引けばわかるように他動詞としての用法もあるわけです。その中に「働かせる」という意味もあるので、とすると「スマートゴミ箱が、公共サービスがちゃんと働くようにさせる」と解釈して、別にウでも正解になり得るようなするんですよね。若干不自然ではあっても。

ただ、なかなか英文として読み応えがあるので、これならFiveSchoolsのテキストとしてちょっと採用したい気持ちがする感じです。

あと、直接道コンに言えという話なのですが、採点のチェックボックス、大問3でまとめないで3A、3B、3Cで分けてくれたほうが絶対採点しやすいと思います。

大問4(英作文)

(1)が、peopleなので「ways」と複数形にしたくなるところなのですが、うしろのbe動詞がisなので、これは単数形にしなくてはいけない。ちょっとこの罠は厳しいですね。

まぁ、そもそも「way」という単語が出てきたかどうかという問題もあるのですが……

こういう場合に「how to」は使わない、ってどこかで明示的に習うことってあるんですかね?

(3)特に細かい指定のない自由なスタイルの英作文です。

このタイプの問題は、自由に書いていい場合もあれば、答えが1つに決まっているケースも問題によってはあるので、どのタイプの問題かを見定めてから書く必要があります。

毎度言っていることですが、公立高校スタイルの英作文は基本が「減点法」なので、間違えればそれだけ点数が削られるシステムです。

中1レベルの簡単な英語でも正しく書けていれば点数をくれますので、難しい単語や聞いたことのない、自信のない表現は避けて、安全に書いていくことが大事。

ただ、そういう安全なものばかり書いていると英語力じたいがつかないので、練習のときは背伸びして習ったばかりの表現や文法にも積極的にトライすることもまた重要です。

全体的にはどうでしょう、「やや難」ぐらいな気もしますが、リスニングかなりえぐいですし、最近わたしの予想よりも平均点が低いことが最近続いているので……「難」まで行く気もします。

ただ、中3でこのぐらいハードなレベルで出してくるなら、やはり中1道コンをもう少し難化させないとバランス悪いんじゃないかなぁ、と。

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