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テストレビュー

2025年1月 中1道コン国語レビュー

大問1(漢字)

中1にしてはわりと難しい、というかだいたい毎回中1は難しめで設定してきますよね。

「眺望」は難易度高いとは思いますが、形声文字なので「兆」の音から予想できた人も多いでしょう。

「責める」は同音異義語「攻める」でヒッカケようとしているのかなと。

大問2(資料)

問3
本質的には「句点の位置で意味が変わる文」と同じ問題ですね。

これを文章中で発見させるのは新しい試みで面白い問題に感じます。中2以上になると、文を見つけるだけでなくて実際に直して書かせる問題が出るのだと思います。

問4
問3は「三年生だけではないことがはっきりと分かるように」で、問4は「全体像を先に伝えるために」。

つまり「何を目的としているのか」が書かれた部分は、問題を解くためのカギに非常になりやすいということです。今回に限らず。答えを出すのに必要な情報を素早く発見する能力は、今の時代の入試できわめて重要な能力です。

また「全体像」という意味が理解できない人だと、何を書いていいかそもそもわからないはず。

白紙答案も結構多いのではないかと予想します。

大問3(小説)

出典:村山由佳「放蕩記」
1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。

厳しい母親を恐れながらも、幼い頃は誇りに思っていた。いつからだろう、母を愛せなくなってしまったのは――。小説家の夏帆は、母親への畏怖と反発を抱えながら生きてきた。反抗の果ての密かな放蕩、結婚と離婚。38歳になりあらためて母娘関係と向き合う夏帆に訪れた、衝撃の真実とは。愛と憎、最も近い女同士の、逃れられないつながり。母を持つすべての人に贈る、共感と感動の自伝的小説。(公式サイトより)

このあらすじで、出題場面は主人公が小学校3年のときなんですね。

しかも完全に「母を愛せなくなってしまった」展開へのフラグみたいな話で、しかも「衝撃の真実」が待っているわけですよね。

これは続きが読みたくなってしまうところです。

問題としてはどうでしょう、取り立ててコメントすることのない普通の問題かなと。

問4は、最初は指定語句の「緑」って何?? となりますが、最後まで読むと46行目に出てくるんですね。

ただ「緑」については、字数稼ぎのための指定語句に見えてしまうなぁ。

大問4(評論)

出典:畑村洋太郎「やらかした時にどうするか」
1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。’02年にNPO法人「失敗学会」を、’07年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。

問1
問題文に「誰が」と書いてあるのを見逃さずに。
当然、「学生たちが」がないと減点になります。

本文が具体例からスタートするので、最初は何が言いたいのかわかりにくいですが、14行目で「あえて失敗するのがよい」という主張が明確になってからはスイスイ読み進めることができるかと思います。「従来型教育」との対比もハッキリしてますし。

ヒネリがあるのは、問2で「傍線よりも後から探せ」という指示があることぐらいでしょうか。

指定語句や、空欄前後をおさえて解けばどれも問題なく解ける、素直で基本的な問題だと思います。

大問5(古文)

出典:兼好法師「徒然草」
本名、卜部兼好。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての歌人・随筆家。日本三大随筆の一つとされる『徒然草』の作者。吉田兼好と呼ばれることもあるが、後世で作られた俗称とされ正しくない。

国語教師で知らないものはいない超有名文章。

中1の最初の古文ですからね、変にヒネらず、こういうのでいいと思います。

中1国語は比較的難易度高いことが多かったのですが、今回は大問3~5どれも素直な問題が多く、平均点も高く出ると予想します。

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