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2025.11.28
新谷です。
最近はあまり特筆する出来事がないので、「これを読んでいると授業が楽しくなるんじゃないかな」という漫画を紹介しようかと思います。
前回、「小説で点が取れないあなたへ」にて、国語の小説を読むのが既に辛いという人に向けて、「文が嫌なら絵で見ればいいじゃない」と言って『名著をマンガで!』や『まんがで読破』などの教科書に載っている小説のコミカライズをおすすめしました。
前回は現文でしたが、今回は歴史です。
「大事なのはまずどんな話かを知ること」 と、現文のときにお話ししましたが、歴史でも同じことが言えます。
歴史で重要なのは「各時代の出来事の流れを把握すること」。
これがイマイチできなくて暗記に振り切っている人もいるかと思います。
中学ならそれでも何とかなるかもしれませんが、高校になると日本史でも世界史でも覚えるべき人物や出来事などが大幅に増え、暗記に追われ疲れてしまいます。
(実際それでぐったりしている生徒もよく見ます)
なので、何もわからない状態から勉強を始めるのではなく、まずは「なんか知ってる」「なんか見たことある」という状態からスタートできるように、今回は横になりながらでも行える「超フラットな予習」として、おすすめの漫画を2つご紹介していきます。

「擬人化」した世界各国たちがかつての時代や現代の日常を織りなすドタバタコメディです。
新谷が学生時代の頃に流行った漫画で、シリーズを変えながらなんと今も続いています。
これ読んでいると世界史の、
「この時代はこの国とこの国がこのような理由で仲が悪い」
「こういった流れで戦争が起きました。これを〇〇戦争といいます」
「この戦争に負けて賠償金を払っているのでこの国は今死ぬほど貧乏です」
「こういう流れでこのような事情が発生したため、この国とこの国が同盟を結びました。その名も〇〇同盟!」
というのがざっくり頭に入ります。
国そのものがキャラクターになっているので、貧乏な時はその国のキャラクターが必死に働いたり、逆に景気が良いと調子に乗っていたりと普通の漫画のキャラクター同様、表情がころころ変わるので、読んでいくうちにただ教科書の情報として見るよりもその国に愛着を持ち、その国についてもっと詳しく知りたくなるはずです。
オーソドックスな「歴史もの」とは違い、時系列順に話が進むわけではなく、まだ書いていない国や時代の出来事などもあるので、この漫画だけですべてわかるわけではありませんが、冒頭で言ったように、この漫画を読んだ後、世界史の授業で同じ内容を聞いたときに「知ってる~!」となって授業の話が頭に入りやすくするのが主な目的です。
(実際、当時の新谷はそんな感じで読んでいました)
「ヘタリア」は漫画以外にもアニメ、映画、舞台など、様々な媒体で制作されているのでよろしければ観やすいもので観てみてください。
今回は個人的には「これ学生時代読みたかったな」という漫画です。

舞台は鎌倉と室町の狭間。
「足利尊氏」の離反で鎌倉幕府が滅亡し、故郷も家族もすべて失った少年「北条時行」が、戦って死ぬことが誉れの世において「逃げる」ことで英雄になる物語。
この鎌倉~室町の時代、戦国や平安などの今までも散々メディア化され今なお新作が作られる歴史もののド定番たちに挟まれているにもかかわらず(あるいは「だから」なのか、)題材にしたドラマも漫画も圧倒的に少なく、そのくせ覚えないといけないのに名前がごっちゃになりやすい天皇・上皇も出てくるので微妙に辛いのがこのあたり。
特に何が辛いって当時の状況のイメージがしづらい。
例えば、安土桃山時代が舞台のドラマを観ると、戦のシーンはもちろんのこと、「楽市・楽座」による町の商売が盛んな様子や「堺の商人」が出てきたり、「南蛮貿易」によって「南蛮人」と呼ばれる海外の商人・宣教師が信長と実際に交渉するシーンなどを見ることで、当時の政治や経済の状況も割と理解しやすく作られていますが、そもそもそういったメディア自体がないとなると、「出来事の流れを覚えろ」と言われても出来事どころか人物も教科書の文字か古い人物画でしか想像できず、それこそただの暗記をすることになってしまいます。
そんな中、昨今ではこの「逃げ上手の若君」や、大河ドラマでは「鎌倉殿の13人」など、このあたりの時代のメディア化が続き、しかも面白いというとても嬉しい流れが続いています。
作者は「魔人探偵脳嚙ネウロ」「暗殺教室」の松井優征先生。
「よくわからないまま滅んだ鎌倉幕府」「よくわからないけど裏切ってよくわからないまま勝つよくわからない足利尊氏」という題材に選ばれないだけある歴史を、敢えて尊氏を「敵側」に置き、教科書に一度だけ登場するかしないか程度の認知度の時行を「主人公」にすることで、誰も描いたことのない歴史物語を繰り広げています。
歴史ものを読むことのメリットは前述したように「フラットに予習ができること」ですが、もう一つは「その時代の人物に愛着が湧くこと」。
ドラマや映画、漫画をみて「かっこいい」「かっこ悪いけどなんか好き」「面白い」と思った人物が実際に生きて残したことを知るという気持ちで歴史を勉強するのも、モチベーションアップに繋がって良いんじゃないかと思います。
歴史の勉強になる漫画は今回紹介したもの以外にも探せば色々ありますので、楽しく勉強できるように色々読んでみてください。
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